ポイントは
- ①中学受験の経験があるか?
- ②学習塾に通ったことがあるか?
- ①②を満たしていれば、過去問を渡す!
高知県では、親はなるべく私立の中学へ行かせたいという傾向にあります。
そのため、2015年度の小学6年生は高知市中心部で約6000人ほどですが、受験する者は1300人もいます。
高知県の所得率・生活保護者の多さなどから鑑みても非常に高い受験数といえます。
そのため、学習塾は非常に多く、受験を考える親も受験に関する知識がある程度はあります。
ただし、高知県は日本国内でも特殊な地域で、いまだに受験が2月下旬に実施されています。
首都圏・関西・中国・九州地方では、早い地域では12月から受験が始まり、そして、多くの中学校が2月1日に実施するのが定番なのに対して、時期が非常に遅いのです。
また、最近では珍しいことに、高知県には専願・併願制度がありません。
高知県内の私立中学校の受験日は全校すべて同一日なのです。
そのため、受験生は一発勝負を強いられてしまいます。
近年、土佐塾中学校・高知中学校などが本試験の1週間後に後期試験を実施しているようですが、これは上位校の土佐中学校・高知学芸中学校を失敗した者の1/3くらいのものが受験しています。
土佐塾中学校の本試験で失敗した者は、後期試験では合格する事は難しい状況です。
家庭教師選びについてですが、高知県では非常に難しい
中学校の渉外担当から聞いた話ですが、家庭教師で中学受験に合格した者は、合格者の中で10名もいないそうです。
他はすべて学習塾にかよっていたとのこと。
その中でも、あえて家庭教師を選ぶとすれば、高知県の中学受験に精通している人を探す必要があると思います。
たとえば、以前、学習塾に勤めていた人・中学受験を専門に家庭教師を続けている人・自分も中学受験を経験したことがあり、指導に従事できる人、といったところでしょうか?
そんな探し方で見つけるのはなかなか大変ですよね。
そこで、高知県にも人気の「家庭教師のトライ」「家庭教師センター」などがありますが、登録しているのは主に高知大学の学生です。
- ①その方が中学受験を経験したことがあるのか
- ②経験があったとして、学習塾に通ったことがあるのか、
以上2点をしっかりと確認しましょう。
あとは学習時間ですが、学習塾は6年生だと、1日3時間学習を週に4日、つまり合計12時間は平均的に勉強します。
ところが、一般的な家庭教師は週に1日2時間で3,000円ほどが相場でしょう。
なので、普通の家庭教師では圧倒的に時間が足りません。
学習塾と同じ学習量にすると、すべて6倍にしないといけないので、料金も月に7万円程になります。
私は学生時代、小学生を高知学芸中学校に合格させたのですが、1回2時間3,000円で週5回依頼されていました。
月の収入は約6万円。
そのかわり、期待とプレッシャーはとてつもなかったですが、無事合格させることが出来て良かったと思ってます。
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